岡田さん、落語を語る。

岡田斗司夫さんの最近のblogの内容は落語がメインだ。
関西人として、「らくごのご」を見て楽しんできた人間には何だか当たり前の事を繰り返して、しかも必死な感じだ。ここまで頑張らないと、関西人のお笑いに関する感覚は伝わらないのかという印象。


「らくごのご」とはTV番組です。寄席で収録されていて、落語家は笑福亭鶴瓶さんと桂ざこばさんがその場にいるお客さんから出されるお題を元に落語をするというもの。
複数出されたお題から3つ選んで落語をする。
ざこば・鶴瓶らくごのご - Wikipedia


鶴瓶さんは無難に上手い。あぁ、上手にまとめるなぁという印象。笑いよりは上手さが目立った。対してざこばさんはむちゃくちゃだ。何だかとにかく3つのお題を使えばいいんでしょ!!みたいな。でも、上手く出来ないから必死な感じ。


これは古典落語とかそういったものは100%無視して作られていた。でも、爆笑できる。なんだか「え〜、ざこばさん・・・」みたいな笑い。でも、面白い。


落語なんてよく知らないけれど、笑えるか笑えないかが関西人的メイン。個人的には爆笑できなくても面白い物はある。例えば京極夏彦は笑える部分は少ないけど、面白い。面白いには多様性がある。


岡田さんが言ってるのはただそれだけの事のような気がする。いや、落語の範囲は知らないけれど。


ジャンル分けなんて物は後から評論家なんかがする物で、面白ければそれでいいんじゃない?と思う。
ただただ面白い物が見たい者としては、岡田さんが悩んで苦しんだ先に出てくる面白さが楽しみで仕方がないのです。