人を殺してはいけない理由

最近殺人が多い気がするので、こんな話題。
「何故人は、人を殺してはいけないのか?」
まず、自分の考え。
「社会が維持できなくなるから」
(この場合の社会は最大で「自分の国迄」とします)


前提として「社会」は「信頼」の上に成り立っている。
じゃぁ、「信頼」のない社会ってどんなものか。


例えば、郵便屋さんがチャイムを鳴らし、
「お届けもので〜す」とやってくる。
当然、判子を持って出ますよね。
でも、これは信頼をしているから出られる。
まさか、郵便屋さんがナイフを持って刺したりはしないだろう、
という信頼。
タクシーに乗って行き先を告げれば、ちゃんとそこまで
運んでくれるだろう。安心して乗れる。
まさか、怖い人たちの所へ連れて行かれて、お金を家族や会社に
要求したりはしないだろうという信頼。


信頼が崩れる例えとしては、
「チャイムを鳴らしたのは郵便屋さんではないかも」
に対してのぞき窓がドアに組み込まれている、は良い例だと思う。
タクシーも乗る方は信頼していても、乗せる方は信頼していないかも。
それだけひどい目にはあっていると思うし。


で、本題。
人が人を殺しても良いルールを設けると、この「社会」が成立できなくなる。
郵便が来ても、殺されるかもしれないから出られないし、
タクシーなんかまず無理だろう。
吉野家なんかも睨みをきかせた殺伐とした世界になってしまう。


人が人を殺してはいけない理由で遺族の感情が云々。
殺された人の尊厳が云々。
それは恐らく別の話ではないだろうか。


人が人を殺してはいけない理由。
それは「社会秩序を維持するため」以外には無いのではないだろうか。