はてなのキーワード

はてなで日記をつけていると、予想をしないキーワードがかかる。
割と面白いのでちょこちょこ開いたりするのだけれど、先日のエントリでは「大人になる」がキーワードになってた。
マンガのタイトル?とか思ったのだけれど、どうも違うみたい。誰かの「大人になる」の定義が書かれていた。
誰かが書き換えるかも知れないので、一応引用。

自立し、周囲と折り合いよく暮らせていること

らしい。なんと抽象的な!
こんな内容なら書かなければいいのに。何より、間違っていると思う点は、「大人になる」という言葉からは動的なイメージ、AがBに変化する様なイメージが読み取れるけど、書かれている内容は状態だ。これははてな市民として書き直さなければ!と思ったけど、やはり難しい。


金銭的な自立と、大人は関係ないように思う。犬のフンの始末をする紙のスコップを売ってる会社は、小学生を社長にした。確か考案者だったはず。両親に支えられて社長をやっていた(昔TVで紹介されてたのを見た)。これは自立してるとは言い難いように思う。人間的な内容(精神的な自立)が伴って無いように思うからだ。


しかし、内容が伴っていないと思うのは僕だけで、他の人から見れば充分な内容かも知れない。
じゃあ、誰が判断するのか?というと、その人が所属している共同体のメンバーじゃないかと思う。家庭や会社とか、学校とか、村や町。国は20歳で大人扱いだ。だから共同体ごとに大人として扱われたり、子供として扱われたり。通過儀礼的な物もある。バンジージャンプなんかは有名だ。田舎なら橋から川に飛んだり、滝から飛んだりしてその共同体で一歩大人へ近づくのだろう。


だから僕がこのキーワードを書き換えるとしたら、こんな感じか。

ある時間と比較して、観測者が観測対象者を大人だとみなす事。

これまた、実に微妙だなぁ。「者」って書くと国とか入ってるの?って感じが。
まぁ、書き換える内容は難しいから置いておくにしても、思ったのは大人かどうかの判断が本人が特に関係ない事。顔つきとか仕事とか、いい加減で自分勝手に大人にも子供にもされてしまう。
きっと、大人になる事なんてそれほどにいい加減な事なんだろう。