技術者の飲み会

社内の飲み会に参加した。参加者は10名ほど。
うちは派遣系プログラマな会社なので当然それぞれの現場の話になるのだけれど、何とも殺伐としている。2ちゃんねるか!みたいな。
「新しく入ってきた人がjavaを知らない人で、解らない事を質問してくる。うざいからAPIみたのか!?っていうんだ」と。
そうそう、そんな感じだよねとなんだか、その場は和んでる様な雰囲気。なぜ、こうなんだろう。自分が勉強をしていた時を忘れたのだろうか。解らなくて、あせって困って人に聞いたりしていたはずだ。仕事現場などでは、自分で考える工数よりは人に聞いて実装する方が工数も少ないしバグも減る。少なくともその人を管理する立場にあるなら、技術的な質問をされて「APIを見ろ」では駄目だと思う。きちんと教えてあげるべき立場だ。
しかし、そうは思ったもののこれを全部そのまま言葉にすると全面戦争が始まってしまうので控えめに「いや、現場でAPIを見るとかそんな事って殆どなくないですか?必要なのってシステム用に作られたクラスなんで聞いた方が早いと思うんですけど」空気が一変した。冷戦勃発だ。
「いやぁ、そうは言うけどそれじゃ技術者として育たないでしょ」「給料は大体そういう人の方がよくないですか?それに答えるのって・・・」「プロとしてその場にいるのだから」「こっちだって仕事を抱えてて、いちいち答えてる時間は無いんですよねぇ」「APIもみないで実装をすると、バグだらけになる」
空気的には完全に敗北な感じだった。「jspの〜タグを知らないで現場に来るなといいたいよね」とか。いや、すいません、そんなタグ初耳です。聞いても覚えられません。「でも、jspの仕様の方が有得なくないですか?独自タグとか。java技術者に書かせるなよとか思いません?」だけ、少し反撃できた。
別の会社の技術者と飲むとこうはならないのだけど、社内の飲み会はいつもこうだ。派遣特有の物なんだろうか。よく飲みに行く他社の人達は飲んでる時は仕事の話はしない。「やめましょう、仕事の話は」となる。だから、笑い話一色の本当に楽しい飲み会が出来る。
今回も軽く喧嘩な雰囲気になってしまったけど、去年は全面戦争になって完全敗北した事を考えると冷戦で敗北で済ませられただけでも成長したと見るべきか。
転職をする時に「飲み会の雰囲気はどうですか?」とか細かく聞けないから、きっと社会人をしてる間中ついてくる問題だろう。
家にいるより会社にいる方が楽しい会社ってないかな。